新しい歯周病の治療法 歯周内科学

歯周内科学とはこれまでとはまったく異なった新しい考え方で、お薬で歯周病を治してしまう治療の総称です。

当院では、2003年より生田図南先生のご指導のもと、歯周内科学に基づいた歯周病治療を実践しております。

                                                国際歯周内科学研究会 http://www.isimp.jp/

むし歯・歯周病は感染症

歯科における2大疾患と言えば、「むし歯」と「歯周病」です。これは現在では、感染症(細菌が原因の病気)であるという結論になっています。
いわゆる全身的な疾患のうち、感染症に対してはまず投薬(抗生剤/化膿止め)が行われます。軽い感染症であれば医師の指示に従ってきちんと薬を内服すれば、ほとんどの場合治ってしまいます。
現在の歯周病治療は外科的な処置が主流です。しかし、それは歯科医師が特殊な技術を持ち、患者さんも歯磨きがうまくできるという厳しい条件下でないと、良い結果が生まれないのです。
では同じ感染症である歯周病も、外科処置ではなく薬で治らないのでしょうか?

歯周病が薬で治る!?

歯周病治療といえば、昔から歯磨き指導と歯石を除去することがどこの歯科医院でもされている基本的な治療です。
しかしこの基本的治療をしても、一生懸命歯磨きしても、なかなか歯肉の炎症が取れず、歯肉の腫れや出血・口臭で悩まれ、歯周病で歯を失う方がおられることも事実です。
ところが、薬で歯周病を治す方法がみつかったのです。
原因である菌を特定し、薬でその菌を退治する事によって歯周病を治す治療法
この治療法が「歯周内科治療」 です。

位相差顕微鏡による歯周病菌検査

この治療の特徴は、まず顕微鏡でお口の中の菌を検査するところから始まります。
顕微鏡で検査することで現在の菌の状態を確認することができ、歯周病になりやすいかどうか、今はどういう状態なのか、これからどういう状態なのか、これからどういう状態になっていくのかがわかってきます。
さらに映し出された動画像を拡大表示する機能を用いる事で、治療効果のよりわかりやすい説明を聞く事が可能です。

歯周内科治療の流れ

1.顕微鏡による菌の検査
位相差顕微用で菌の検査を行います。
2.お薬による除菌
悪い菌が認められた場合、お薬で除菌します。
3.歯周病の進行度の検査・診断
レントゲン撮影 歯周ポケットの深さの測定 歯垢の付着状態の評価
生活習慣の聴取により情報を収集します。この情報をもとに、治療計画を立案します。
4.機械的な除菌 歯にこびりついている菌を取り除く
悪い菌がいなくなったところで、歯垢歯石を除去します。歯石の状態により1〜6回程度かかります。
5.はみがきのトレーニング
せっかくはがした歯垢がまた付かないように、歯ブラシを使って効率的に歯垢をとる練習をします。
6.メインテナンス
再発の予防のため、定期的に菌の検査とクリーニングを行います